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北海道の注文住宅|ウォールナットの床は暗くなる?黒のアクセントが映える施工事例

2026.10.29

田中 雅代

企画 田中 雅代


皆さまこんにちは。企画の田中です。

今回は、私がインテリアを担当させていただいたお住まいをご紹介します。
深みのあるウォールナットの床に、黒のアクセントを組み合わせた、落ち着きあるシックなお住まいです。
夜には間接照明のやわらかな光が木目を美しく照らし、昼間は窓から差し込む光が床の表情を引き立てます。

今回のお住まいづくりでは、お客様から「ウォールナットの床にすると、部屋が暗くならないでしょうか?」というご相談もありました。

そこで今回は、床の色選びで工夫したことや、黒を取り入れるポイント、遠方にお住まいのお客様との打ち合わせについて、実際の施工事例とともにご紹介します。

この記事のポイント

  • ■ ウォールナットの床でも、窓や吹き抜け、壁の色との組み合わせで明るさを確保する工夫。
  • ■ 黒の照明や金物をポイントに取り入れ、空間を引き締めるインテリアの考え方
  • ■ 道外・遠方のお客様とのお打ち合わせの進め方。

吹き抜けのリビング。ウォールナットの床に、黒い手すりとスポットライト、奥に階段とキッチンが見える

1.まずは施工事例の概要から

今回ご紹介するのは、2026年10月にお引き渡ししたお住まいです。
ツーバイフォー工法で建てた、延床171.49㎡(51.77坪)のゆとりのある2階建て住宅です。

インテリアの主役となるのは、深みのある色合いが魅力のウォールナットの床。建具も床の色味に合わせることで、空間に統一感を持たせました。
そこに白やグレーの壁、黒の照明や金物を組み合わせ、落ち着きのある空間に仕上げています。

外観には、Fugeのダークネイビーの外壁を採用。内装とはまた違った、すっきりとした印象が特徴です。

ツーバイフォー工法で建てた、Fugeのダークネイビーの外壁の2階建ての住まいの外観

ちなみにツーバイフォー工法は、2×4インチの規格化された木材と合板で壁・床・天井を一体化させ、6面体の「箱(面)」全体で建物を支える建築工法(枠組壁工法)です。
工法によってインテリアのテイストが決まるわけではないため、今回のような雰囲気のお家も実現できます。

施工中の吹き抜け。ツーバイフォー工法の壁に面材が張られ、大きな窓の開口と、屋根のトラスが見える

施工中のリビング吹抜部分です。大きな窓の開口もこの段階で分かりますね。

2.ウォールナットの床は暗くならない?お客様の心配と、この家の場合

今回、お客様がいちばん心配されていたのが、「ウォールナットの床にしたら、暗くならないかな?」ということでした。

ウォールナットは濃い色合いなので、気になるお気持ちはよく分かります。
ただ、こちらのお住まいはLDKに吹き抜けと大きな窓もあり、自然光を取り込みやすい間取りです。また、壁面積のほうが床面積よりも圧倒的に大きく、真っ白ではなくても、ダークな色合いの壁紙でなければ、明るさには問題がないことをご説明して、採用いただきました。

それでも、完成してみないと分からない部分はありますよね。そこで、完成後のイメージをより具体的に確認していただけるよう、CGパースを作成しました。
CGパースでイメージはされていたようですが、それでも不安はあったようで、実際の夜の家を見ていただき、やっと「なるほど!」とご安心いただけました。

左がCGパース、右が完成後の実際のリビングです。

完成したLDK空間は、ウォールナットの床が持つ深みを生かしながらも、吹き抜けの開放感が得られる仕上がりになりました。

昼と夜に撮影したリビングです。左が自然光だけの昼、右が照明ありの夜です。

昼は、窓から入る自然光が壁や床に広がり、白い壁がより明るく見えます。光が当たったウォールナットの床は、木目がはっきりと浮かび上がります。
夜は、スポットライトや間接照明の光が壁と天井を照らし、空間全体がやわらかな暖色の雰囲気に変わります。床は深い茶色のまま、光に包まれて、落ち着いた表情になります。

壁の明るい色が、昼の自然光も、夜の照明の光も受け止めてくれるため、ウォールナットの床でも、空間が暗く沈みません。
時間帯によって違った雰囲気を楽しめるのも、木の質感を生かしたインテリアの魅力です。

3.黒のアクセントは、ポイント使いがちょうどいい

今回のお住まいでは、ウォールナットの床に合わせて、黒をアクセントとして取り入れました。
使用したのは、主に次の箇所です。

LDK

シーリングファン、スポットライト

吹き抜けのLDKを2階から見下ろした夜の様子。黒いシーリングファンとスポットライトが、白い壁とウォールナットの床に映える

階段

スチール階段、階段まわりのブラケット照明

木の踏板に黒いスケルトン階段を合わせた階段。ブラケット照明も黒に。

キッチン

取っ手、水栓

グレーのキッチンに黒い取っ手と黒い水栓を合わせた様子。床はウォールナット。

玄関(シューズクローク)

棚板、ハンガーパイプ

玄関のシューズクローゼット。ウォールナット調の棚に、黒い棚板と黒いハンガーパイプを合わせている。

ゲストルーム

スライドドア、ブラケット照明

ゲストルームの奥にある、黒いスライドドア。ウォールナットの床と木目の天井に、黒が映える
ゲストルームのブラケット照明。グレーの壁に取り付けた黒い円筒形で、壁にやわらかな光の模様が広がる

ウォールナットの床だけでも落ち着いた印象になりますが、そこに黒を加えることで、空間全体が引き締まり、メリハリが生まれます。
また、白やグレーの壁が明るさを保ち、ウォールナットの床が温かみを添えることで、黒を取り入れても重たくなりすぎないバランスに仕上がりました。

インテリアにポイントとして黒を取り入れたい場合は、照明や水栓、取っ手など、比較的小さな部分から取り入れてみるのもひとつの方法です。
木の色や壁の色とのバランスを考えることで、落ち着きのある空間をつくりやすくなります。

4.道外・遠方のお客様とのお打ち合わせ、どう進めた?

このお家のお客様は、道外にお住まいでした。
注文住宅では、床材や壁紙、キッチンの扉など、実際の色や質感を確認しながら決めたいものがたくさんあります。

そこで今回は、対面での打ち合わせを2回とオンラインでの打合せを組み合わせて進めました。

質感を確認したい素材は、実物を見ながら

床材や室内ドアなど、色や質感が仕上がりの印象を大きく左右し小さいサンプルではイメージしにくい箇所は、
できるだけ実物を確認していただきながらご選定いただきました。

サンプルをお送りし、オンラインでも確認。

その他の素材については、サンプルをご自宅にお送りし、オンラインで仕様決めを行いました。
実物のサンプルを手元で確認していただきながら、色や組み合わせについてご相談いただけるので、一つひとつの素材の色や組み合わせを丁寧に検討していきました。

打合せの前に資料を共有し、検討しやすく

打ち合わせで確認したい内容をレジュメにまとめ、あらかじめお客様にお送りしました。
事前に内容を確認していただくことで、当日はひとつひとつの項目を整理しながら相談でき、限られた時間でもスムーズに打ち合わせを進められます。

オンラインの打ち合わせでお送りした、レジュメ(資料)と、キッチンの扉や床材などのサンプルの一部

実際に使用した打ち合わせ資料と、キッチンの扉や床材などのサンプルです。

 

5.今回のお住まいで採用された素材

場所 製品名
床(LDK・ゲストルームなど) ウッドワン コンビットグラードプラス( 艶消し)152 ウォールナット
室内ドア ウッドワン ピノアース 框組ライン ミディアム色
キッチン Panasonic Lクラス フラット対面プラン
ハンガーパイプ(シューズクローク) KAWAJUN ハンガーバー マットブラック
シューズクローゼット 南海プライウッド ウォールゼットエノーク2 アッシュウォールナット

6.ウォールナットの床やインテリアについてよくある質問

Q1. ウォールナットの床にすると、部屋が暗くなりませんか?

ウォールナットは深みのある色合いが特徴ですが、床の色だけで部屋全体の明るさが決まるわけではありません。
窓の大きさや吹き抜けの有無、壁や天井の色、照明計画などによっても印象は変わります。
今回のお住まいでは、大きな窓と吹き抜けを生かし、明るい壁紙を組み合わせることで、落ち着きと開放感を両立しました。

Q2. ウォールナットの床は、床暖房に対応していますか?

床暖房に使用できるかどうかは、木の種類だけではなく、床材の製品仕様によって異なります。

木材は温度や湿度の変化によって伸縮することがあり、床材によっては反りやすき間などが生じる場合もあります。そのため、床暖房を採用する場合は、床暖房に対応した製品を選ぶことが大切です。

今回のお住まいでは、1階に床暖房を採用しているため、床暖房に対応したウッドワンの床材を使用しました。
ウォールナットの床と床暖房を組み合わせたい場合は、希望する床材の対応状況を事前に確認しましょう。

Q3. 黒のアクセントを取り入れるには、どうすればよいですか?

照明や水栓、取っ手、手すりなど、比較的小さな部分から取り入れる方法がおすすめです。
今回のお住まいでも、黒を使う部分を照明や金物などに絞ることで、ウォールナットの床や明るい色の壁を引き立てています。

黒を使う面積や場所を調整しながら、床や壁とのバランスを考えると、空間を引き締めやすくなります。

Q4. ツーバイフォー住宅でも、好みのインテリアにできますか?

はい。もちろん大丈夫です。

住宅の工法と、内装の素材や色の選び方は別のものです。
今回のお住まいもツーバイフォー工法で建築していますが、ウォールナットの床や黒いスチール階段、間接照明などを組み合わせ、シックなインテリアに仕上げました。

工法だけでインテリアのテイストが決まるわけではないため、好みの雰囲気や暮らし方に合わせて素材を選ぶことができます。

Q5. 北海道外や遠方に住んでいても、注文住宅の打ち合わせはできますか?

はい。大丈夫です。
打ち合わせの方法を工夫することで、遠方にお住まいの場合でも家づくりを進めることができます。

今回のお住まいでは、床材やクロスなど質感を確認したい素材は対面で確認し、そのほかはサンプルの送付とオンラインでの打ち合わせを組み合わせました。
また、事前に資料を共有し、打ち合わせで確認する内容を整理しておくことも、スムーズに進めるためのポイントです。

具体的な進め方は、距離や打ち合わせの内容によって異なるため、まずはご希望をお聞かせください。

7.まとめ|ウォールナットの床と黒のアクセントで、落ち着きのある住まいに

今回は、ウォールナットの床と黒のアクセントを組み合わせた、シックなお住まいをご紹介しました。
深みのある木の色に、明るい壁と黒の照明・金物を組み合わせることで、落ち着きがありながらも重たくなりすぎない空間に仕上がりました。

床の色を選ぶ際は、床材そのものの色だけでなく、窓や壁、天井、照明とのバランスも大切です。
CGパースなどで完成イメージを確認しながら検討することで、仕上がりを具体的にイメージしやすくなります。

各内装メーカー様でも床材とドアのイメージをシミュレーションできるツールを色々ご用意されていますので、そういったツールの活用もおススメします。

イワクラホームの公式サイトでは、ほかにも施工事例や家づくりのアイデアをご紹介しています。
Instagram(@iwakurahome)でも、住まいの写真やインテリアの工夫を発信していますので、ぜひご覧ください。

「こんな雰囲気の家にしたい」「床や壁の色選びについて相談したい」など、家づくりに関するご相談もお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

田中 雅代

田中 雅代

住宅事業部 企画・アフターサービス課 企画担当
二級建築士、インテリアコーディネーター

広告・企画・インテリアコーディネートを担当しています。ご家族が笑顔で暮らせる住まいづくりを目指し、日々アイデアを形にしています。

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